クラウドファンディング挑戦について

クラウドファンディング挑戦について
今回の鋼馬章伝プロジェクトの挑戦について、かなりの長文ですが
「何故、安彦良和先生なのか」「何故この鋼馬章伝という小説なのか」を、そして様々な出会い、オーディオブック企画へという流れをご説明させてください。

その上で一つの素晴らしい商品を全てのファンの皆様に届けるお力をクラウドファンディングという支援を頂ければと考えています。

<「安彦良和」との出会い>
安彦良和先生の絵は小学生の時から知っていまして、表紙だけ見て買ったものが、
「鋼馬章伝(ドルーショウデン)」という小説でした。
当時私には難しい言葉が使われていたこともあり、
初めて読んだ時は正直、内容をあまり理解できませんでした。

ただ、1巻に登場する未知の生物「グルーム」の存在が私の心に残り、
他のファンタジー作品と違う感覚がありました。さらに5巻には決闘の描写があります。

それは、人の人生には自分の意志ではどうしようもなない事があり、
それを避けて進めない悲しい人間同士の関係性も存在する事を、
言葉にできないまでも何かを感じていました。
とはいえ、それっきり、この小説の存在は忘れていました。

10年ほど前の30才を過ぎたある日、たまたまその日、
立ち寄った古本屋に鋼馬章伝が全5巻セットで販売されていました。
それがこの鋼馬章伝を思い出すきっかけとなり、すぐに全巻購入し、読み耽りました。
久しぶりに読むと、小学生の頃とはまるっきり感じ方が違いました。

この小説の中で言葉ではっきりと表現していませんが、主人公スークの「信念」「正義感」「情熱」「優しさ」が随所で彼の行動原理として強く出ています。
初めは突発的な事故のような事が起こり、鋼馬「ヴォロ」との出会いから主人公スークの環境が激変しますが、それ以降は水を得た魚のように、盗賊から村を守り、信じるもののために戦い、騎士にもなります。
勧善懲悪のスカッとするようなストーリーがあり、ヒーローにもなります。

光と陰、成功があれば失敗も必ず存在し、ままならない現実がスークを違う環境に押しやります。
そこにはいつも、出会った人との別離があり、死もあります。
さらに小説序盤で語られる「突発的な事故のような出来事」が、ずっとスークの行く道に影を落とします。

その場面に、なんとなく儚いというか、哀しみにも近い感情を抱いてしまいました。そしてそう感じはじめた時から全てが繋がり、

「この小説の魅力を、世の中の皆さんに伝えたい」
それがこの鋼馬章伝プロジェクトの一番の動機です。

その後、私は色んな流れのままに会社を立ち上げ、色んな人を頼り、時には同じ仕事をしている方々も巻き込みながら、なんとか安彦良和先生ご本人に、今回の企画を持ち込むことができました。
何度か訪問し、丁寧にお話しすることを心がけたおかげなのか、企画を進める快く許可をいただきました。

小学生の頃から、ご縁のあった安彦良和先生の「鋼馬章伝」一つの形にしようと企画できるのは、まだ夢を見ているようです。

<平詩野と「青二プロダクション」との出会い>
そして、3年前転機のように、シナリオライターの「平詩野(たいら・しの)」氏と出会いました。今回の企画を相談して行くうちに企画参画を快諾頂き、さらに、青二プロダクションの役員の方と平詩野氏はお知り合いで、なんとかご紹介いただくことができました。
老舗中の老舗の声優プロダクションなので、この企画の話をまさか聞いてくれるとは思いもませんでした。

そして、この平詩野氏は、ドラマCD等で小説を音声にする脚本制作の経験者だったのです。
今回のオーディオブック企画に舵を切る重要な要素でした。

私はロボットアニメファンで、青二プロダクションさんの声優方々が大好きでした。
「俳優・女優」としての声優さんが多く在籍していることも、私が青二プロダクションが好きな理由です。

紹介頂いた後、担当者と鋼馬章伝企画とオーディオブックのことをお話させていただき、
少しづつ企画の中身が作れられていきました。

最近はネットやスマホの普及で、映像や音声による作品が手軽に楽しめるようになってきました。
その中で「声のプロ=声優」に、この小説に出てくる登場人物の性格や感情の起伏を表現して欲しいし、
何より私自身が耳にして感動を味わうような作品を聴きたいと思っています。

<オーディオブック配信という企画へ>
元々は「鋼馬章伝」のゲームでという企画でしたがを壮大すぎて、そこでアイデアが止まっていました。ただ「安彦良和」ブランドを何か良い形で市場に提供すればヒットするという確信を持っていたので、しぶとくチャンスを狙い続けていました。

そして、スマートフォンが爆発的普及により、音声データを含んだ商品提供がしやすい環境になったことで、少しづつ「オーディオブック」という企画の可能性が広がっていました。

さらに、過去のドラマCD等を調べるうちに「一つの小説、文字だったものを声で」という形で、
物語のその抑揚や登場人物の喜怒哀楽を表現できれば、
さらに物語を深く味わうことができるのではないかと考えるようになりました。

「ドラマCD」はニッチなコアユーザーに向けて提供されるものが多く、もっと幅広い層に親しんでもらうために、スマートフォンによる「オーディオブック配信」という形で提供したいと考えています。

より良質な作品を提供するためにも、将来、定番のビジネスモデルにするためにも、
近年よく用いられる広告収入を絡めた無料モデルではなく、一商品として提供します。

また「オーディオブック」という新しい商品を普及させることで、
声優やシナリオライターの新しい活躍の場が作れるのではないかと考えています。
今回の「隠れた名作+声優」の企画が実力派声優や人気ライターだけでなく
若手声優・若手シナリオライターの飛躍のきっかけ作りにつながれば考えています。

<鋼馬章伝の物語のこだわり>
そして音声データなので、実力派声優の喜怒哀楽の表現力を出し切る作品になればと考えていました。そして、実力派揃いの青二プロダクションです。
その担当者とのお話しの中で、やはり「安彦良和」も参画した作品である、ガンダムの話になり、
やはり主人公は「古谷徹氏」に依頼する方向にになりました。

この小説の重要なシーンで主人公スークが「はあっ!」と鋼馬ヴォロに跨り叱咤する声や、
戦闘シーンでの叫び声等など古谷徹氏の演技で、すぐイメージ湧いてきます。
また、この小説の最重要人物の一人で「商人ベーメ」は、その訳知り顔で少しニヒルで
知的な雰囲気は「銀河万丈氏」の声がぴったりだと思いご依頼しました。

主人公スークと商人ベーメが議論(口喧嘩)する場面が多く、そのシーンをこのお二方の掛け合いで聞きたいという、私の我儘もこの依頼をした理由の一つです。

<クラウドファンディングでの支援金について>
そして、安彦良和先生の作品そのもの力、確かな声優陣と脚本、
まだ確立されていな市場オーディオブック等の色々考え抜いた結果、
ファンの皆様からお力をお借りできないかと考えて、
クラウドファンディングという形をとらせて頂きました。

 

支援金の使途は下記のように計画しております。

・オーディオブック「鋼馬章伝 第1巻」の制作費
声優出演料、録音費用、脚本料、企画費用

・安彦良和の新規作画費用
鋼馬章伝の新規作画の描き下ろし費用

・広告宣伝費
ポスター作成、WEB広告、販売促進イベント等

・支援のリターン商品制作費
デジタルコンテツ制作、ポスター制作費、各種印刷代、発送代金

 

支援のお礼でもあるリターンの内容を含めて、下記のWEBサイトをご確認頂ければ幸いです。

UNEEDZONE.jp ユニゾンジェーピー
鋼馬章伝〜オーディオブックプロジェクト〜
https://goo.gl/dDyAjN


<色んな方への想い>

この企画は私の10年間の想いを込めたものです。ここまで紆余曲折ありながら、
辿り着き挑戦出来る事を、心の底から嬉しく思っています。いいオーディオブックという商品を作り、お届けしたいと思っています。

今回のクラウドファンディングによるご支援を何卒よろしくお願い致します。

そして、安彦良和先生の「鋼馬章伝」がこの企画の原点です。
さらにこのような企画に賛同し、快く許可をしてくれたからこそ今があります。
安彦良和先生、ありがとうございます。

ただ発案当時の私には、壮大な企画過ぎてほぼ一度立ち止まりました。
ただ、私の視界の隅っこに、この「鋼馬章伝」という小説はずっとありました。

そして色んな方との出会いによりオーディオブック企画という形なりました。
私のこの歩みの遅さに呆れながらも、お知恵やご助力頂けた弊社関係者の
すベてに申し訳ない気持ちと感謝が入り混じっています。
関係者みなさん、ありがとうございます。

まだ道半ばで、すぐに返せる恩ではないかなと思いますが、
ただ何かのいい結果を出したい気持ちだけは忘れずに、この企画の成就に邁進してきます。

このような長い文章を、ここまでご一読頂いた全て皆さんにも心より御礼を申します。ここまで読んで頂いた皆さんにありがとうございます。

 

株式会社ATP 比嘉昌太郎